息子の心
晩御飯を作っていると
息子がこんなこと
言いに来ました。
「お母さんが、
おるから
そろばんに
行かなかったんや。」
と。
目を合わせることもなく
感情を荒げることもなく
ただ普通の会話として
話しました。
私は、
よく考えないで
「何言ってんの。
昔の事やねか。
あんたは、
良く頑張っていたよ。
えらかったよ。」
と言いました。
週3回のそろばん
もう何年も前の話です。
息子はそろばん教室に
通っていました。
そろばん教室は、
週3回あります。
3回休むと
先生から
「来られていません。」
と電話がかかってきます。
フルタイムで働き
しかも
副業までしていた頃でした。
その電話が
かかってくるたび
私は
烈火のごとく
怒りました。
限界が来る
何もかも
上手くいかず
会社を辞めました。
家にいると
また、
そろばん教室から
電話がかかってきたことが
ありました。
怯えた顔
その時、
せめて息子ぐらい
普通にして欲しいと
爆発した
記憶があります。
息子や娘の
怯え切った顔は
今でも忘れません。
もしかしたら、
息子の一言は
当時の事
だったのかもしれません。
息子の笑い声
あまり深く
考える方ではないので
そのまま
いつも通りの
夜を過ごしました。
いつになく
息子と娘が
仲良く
じゃれ合っています。
娘は
息子から離れませんでした。
ふとした変化
そして、
息子は
腹を抱えて
笑っています。
娘は
私の横に座り
愛読している
風水の本を手に取り
「私が読む」
と言って
音読し始めました。
ここで初めて
私は、
息子の言葉の意味を
考えたのでした。
斎藤一人さん
最後まで
読んでいただき
ありがとうございます。
感謝します。
(o^―^o)ニコ
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