こんな私でいいのかな・・・。こんな私だらかいいんだよ!



タブレット一つに

娘が、

すごく怯えた顔で

しどろもどろに話し始めます。


「あの~。

掃除しとったら・・・。

ね~。

タブレットが落ちて・・・。

ん~。


傷付いた。」


短気な私は、

その話し方にイライラしていたのもあって

あからさまに

顔に嫌な顔をして

「え?どうしてそうなるが?」

と足早に落ちたタブレットを回収にいきました。



中心に、

3cmも傷がついています。

え~!!

ちょっとこれどうするが~!!

と思ったのですが、

フィルムをはがすと無傷でした。



心配そうに見つめる娘

「大丈夫やったよ。」

とニコッとすると

ホッとした

顔になりました。





私に一番足りない

常に笑顔で何があっても

二コリとして人に安心感をもたらす上司がいました。

私に、

一番足りない姿を見せてくれていたのだなぁ

と今更ながらに

思うのです。



美しく、朗らかに、女性らしく

見せてくれる穏やかな姿。



菩薩のように

子供たちを見守ることを

忘れていたんだ。

と気づきました。





暗黒の10年

仕事と家事と親戚づきあいに

翻弄されて

負けたくない

見返してやる

私だって出来るんだから!!

と盲目的に走り続けたしたまった日々を。



心の裏をかえせば・・・・。

わかってほしかった。

どうして、

そんなことを言うの?

わからない。

誰か、

助けて。助けて。助けて。



悲鳴にも似た感情と

やり場のない怒り。



現状を変えてやる!その一心でした。



もがけばもがくほど

沼に足を取られるように

絡みついてきて

動けない

圧力がかかる

ますます苛立ち

もがく



体はとうとう全て沈み

自分ではそうしようも無くなって

力尽きました。



今まで

恨んできた

家族や親せきに

助けられ

目を覚ましました。



私の生き方を変えていこうと。



怒りのエネルギーで

頑張っても

いい結果は生まれないと

痛感した10年でした。



当時出てきた言葉は

「あんたたちのために、はたらいているんだから。」

「もっと、お父さんがちゃんと仕事してくれたら。」



今思えば、

主人のやる気をなくすような妻。

子供のやる気をなくすような母でした。





仏教用語

日頃わたしたちが使っている


上品(じょうひん)は

外見や所作が美しい事を言います。



上品(じょうぼん)の

品(ぼん)は

魂の質を言うのだそうです。



仏教用語に 

上品(じょうぼん)

中品(ちゅうぼん) 

下品(げもん) 

という言葉があります。



~美輪明宏さん~

上品(じょうぼん)の魂は、

人間の理想的な人格

清くて

正しく

慈悲にあふれてて

優しさ

人のために涙するような

そして強くて厳しいところがあるんです。



中品(ちゅうぼん)の魂は、

上品まではいかないけれど

下品のように

人に意地悪をしたり

陰口をいったりしない




下品(げぼん)の魂は

悪い人の条件を全て思っている人

妬み

嫉み

ひがみ

マイナスの状態の魂を一手に引き受けている人

なんです。



初めは、

下品の魂から始まって

散々いろんな経験を積んで

両親に

上品の影響を受けて

少し良くなって



でも次の日には

ケロっと忘れて

元の木阿弥になって

悪い人になって

また落ちて



やけになって

ストンと落ちたのが

こんな事じゃいけないと思って

反省して

またいい人になろうと思って

必死でいい人になって



こんなことをしたって仕方ないと

開き直って

ドーンと落ちて

また落ちて

それの繰り返し。



だけれどれも、

落ちた時には

最初に

ズドンと落ちた時よりは

紙一枚、紙二枚、紙三枚

落ちる所が少し上になるんですね。



それが、

積み重なって

1cm・2cm・3cm

と少しずつ少しずつ

上品に近づいていくんですね。



やがて、

富士山みたいにになっていく



それが人間の

つまりこの世に生まれてきた修行ですね。



男になったり

女になったり



そして

国であったり

裏切ったり

裏切られたり



それぞれの

みじめさや悲惨さを克服した

意志の強さであったり

善行をほどこすとか



そうしながら

だんだんだんだん

勉強をしていって

浄化されて

上の方へ行く

っていうのが




上品の魂で

人間が生まれてきた意義

なんですね。


それをするために

私たちは

毎日毎日ね

憎んでみたり

投げやりになって諦めてみたり

自分を責めたり

人を責めたり

後悔したり



これは

全て修行なんですね。



こんな私でもいいのかな。

こんな私だからいいんだよ。

蓮の花は、

泥の中から出てきても

美しい花を咲かす


だから、

そんなことがあっても

美しく咲けるんですよ。


そんなお話もされていた

美輪明宏さんの言葉に

ちょっと涙が出ました。


ひどい10年だったけど、

これをばねに

綺麗な花を

咲かせたい


穏やかに

優しく

上品の魂と

上品な姿に

なっていきたい

そう思いました。


実践すると

息子に



「おぇ~。気持ち悪い。お母さんじゃない。」



と言われた私です。

こんな私だから

修行のやりがいがあるってものです。

努力したいと思います。



最後まで

読んでいただき

ありがとうございます。

(o^―^o)ニコ

感謝します。


リラクゼーションサロン SAM前世療法®北陸【富山・石川・福井】

「SAM」とは、Soul Approach Method の略。「魂へと接近する方法による」前世療法です。 創始者稲垣勝巳先生は元々学校教員です。「教育催眠」という分野で長年ご活躍され、ある特殊な催眠事例である『タエの事例』と『ラタラジューの事例』に出会われたのをきっかけに独自の催眠技法である「SAM前世療法」を編みだされました。2006.2010年テレビ番組「アンビリバボー」にて特集されました。