暴れ出したい衝動
不安で体が動かない

脳裏にはその時の情景がこびりついて離れない。頭の中がこんがらる。

「助けて。助けて。助けて。」

どうして、あの人はあんなことをしたの？
なぜ、私はあの両親のもとに生まれたの？
お父さんやお母さんは、私を大切に思ってくれたことはあるのだろうか・・・。
兄弟と私は何が違うの・・・？
私が何かした？
私が悪いの？
何も考えられない。怖い。助けて。
生まれてこなければよかった・・・。

「今さら何も変わらない」と冷静に対処しようと思っても「声にならない感情」は、益々大きな声をあげて訴えてきます。

「もう嫌！誰か助けて！」

突然、発作のように脳裏に展開される「過去の記憶」

忘れたい過去
忘れられない過去

忌々しい記憶にもう悩まされたくない・・・。

そう思いながら、

じっと嵐が過ぎるのを待つ。

精神的に疲れ、さらに重くなった体を動かし現実に戻る。

一体いつになったら、この苦しみから逃げることができるのだろうか・・・。
いつか、幸せになれるのだろうか・・・？
やり直そうと思てっても、なぜかいつも同じ結果が訪れる・・・・。
やっぱり、私は幸せになれないの？
どうして、上手くいかないの？

と「悶々とした日々」を過ごしたことはありませんか？

「過去の出来事」によって出来た傷は癒さない限り、何年経っても何十年経っても追いかけてきます。そして過去を払拭しようと、人は「今度こそ違う結果になるよう」に努力します。けれども、潜在意識は変化を嫌います。ですので、いつの間にかまた同じことを繰り返します。いつからか出来てしまったパターンに「もうダメだ」と傷つきあきらめている方が多いです。

小さな「心の傷」は目には見えません。

それは些細なもので、深刻に考えるべきものではないとあなた自身は考えているかもしれません。けれども、その傷は癒されることがなければ積み重なり「多くの問題」を引き起こします。

2023.06